令和8年度 事業計画

令和8年度 一般社団法人佐賀県視覚障害者団体連合会 

事業計画(案)

(自 令和8年4月1日~至 令和9年3月31日)

Ⅰ 事業計画の基本方針

 平成28年4月に施行された障害者差別解消法を受けて佐賀県では、誰もが共に暮らしやすい地域社会の実現を目指して、条例が制定され、その後の法改正に伴い、条例も改正された。令和6年4月1日より施行された「改正障害者差別解消法」により、国の行政機関や地方公共団体のみならず、民間事業者に至るまで合理的配慮の提供が義務化された。佐賀県ではこれに先立ち「事業者向け合理的配慮の提供入門ハンドブック」を作成し、民間事業者にも配布されている。

 この法律の理念の下、障害による差別のない社会が実現されることは、我々の目指すところである。しかしながら、現実には視覚障害者に対する無理解や偏見などからくる悪無き差別がまだまだ起こっている。

 その他にも外出保障、災害防災対策、情報のバリアフリー化など、解決しなければならない問題が山積している。それらを解決していくためにも、我々は障害者の生活と権利を守ることを基本理念に掲げ、様々な事業を推進しながら運動を展開していかなければならない。そこで今年度は以下の事業を実施する。

Ⅱ 事業計画の概要

1.福祉大会開催事業

 県内の視覚障害者や支援者等が一堂に会し、我々を取り巻く環境を広く知ってもらうと共に、視覚障害者の自立と社会参加の拡大を図り、差別のない共生社会の実現と福祉の向上を目指すことを目的に、佐賀県視覚障害者福祉大会を開催する。

 大会では、参加者が直面している諸問題などについて情報交換を行い、相互の交流を促進することを目指す。

 なお、福祉大会の模様は可能な範囲で録画し、後日YouTubeで配信する。

第74回佐賀県視覚障害者福祉大会

        日程:令和8年9月6日(日)

        場所:メートプラザ佐賀

        参加予定人数:200名

2.奉仕活動(マッサージ)事業

 県内の高齢者福祉施設等へ各地域の視覚障害者福祉協会が中心となって奉仕活動(マッサージ)を実施することにより、地域との交流を深め、社会参加を推進すると共に、「あはき技術」の向上を図る。

 本会はこの事業を財政面から支援する。

   補助対象:県内の高齢者福祉施設等で奉仕活動を行った各市・町の視覚障害者福祉協会

   補助対象奉仕活動期間:令和8年度中に実施した奉仕活動

3.福祉機器展開催事業

 視覚障害者の日常生活や学習、就労を支援する様々な福祉機器等に実際に触れたり、使い方などの説明を受ける場を提供することにより、視覚障害者の生活の質の向上を図ることを目的に福祉機器展を開催する。

第30回佐賀県視覚障害者福祉機器展

        日程:令和8年11月29日(日)

        場所: 未定

        参加人数:100名

4.視覚障害者生活行動訓練等事業(県の委託事業)

 日常生活上必要な技術や機器の操作方法に加え、生活に潤いを与える趣味等を習得するための行動訓練及び研修会などを県内の視覚障害者を対象に実施する。

 (1) 社会保障や福祉、家庭生活、料理や手芸、お花などの講座や講習を年に8回、女性部が計画し実施する。

 (2) PCやスマートフォンその他ICT機器などの講習を年に4回、軽スポーツ教室を年に1回、青年部が計画し実施する。

 (3) 公共機関や駅などに通じる道路を中心に誘導ブロックの敷設状況、音響式信号機、障害物や危険箇所の有無などを調査する「道路環境調査」を実施し、不具合箇所については行政等へ改善を要求する。

      日程:令和8年12月20日(日)

      場所:未定

5.中途視覚障害者緊急生活行動訓練等事業(県の委託事業)

 中途視覚障害者や障害が進行した方などに対して、日常生活に必要な技術を身につけ、社会参加を推進できるようにするため、訓練や講習会などの事業を実施する。

 (1) 中途視覚障害者及び障害が進行した県内の視覚障害者の希望者に対し、歩行訓練や日常生活訓練等を年に280回以上実施する。

 (2) 視覚障害者にとっての読み書きの主な手段である点字を習得するため、点字講習会を年に7回以上実施する。

6.盲ろう者向け通訳・介助員養成事業(県の委託事業)

 盲ろう者とのコミュニケーションに必要な通訳・介助員の育成を図るため、国立リハビリテーション学院修了者等による概ね三つの科目の研修を年に8回、全40時間で実施する。

 (1) 身体障害者福祉の概要

 (2) 盲ろう者への関わり方

 (3) 手話・触手話・点字についての方法及び実技

7.盲ろう者向け通訳・介助員派遣事業(県の委託事業)

 「盲」と「ろう」の重複障害者のコミュニケーションを支援して社会参加を推進するため、県内の盲ろう者を対象に年に110回以上、通訳・介助員の派遣手続きの支援を実施する。

8.あはき研修会実施事業

 県内の視覚障害者のあはき業(あん摩マッサージ指圧、鍼、灸業)関係者を対象に、知識・技術の向上を目的とした研修会を実施する。

      日程:第1回 令和8年8月2日(日)

         第2回 令和9年2月14日(日)

      場所:佐賀県立視覚障害者情報・交流センター「あい さが」

9.広報物など音声版製作事業

 点字の読めない視覚障害者も多いことから、行政からの文書や各種広報物などの音声版を製作し、県内の視覚障害者に提供する。

 なお、これまで各選挙広報や佐賀県からのお知らせ、佐賀市の「市報さが」、「さが市議会便り」、鳥栖市の「市報とす」、神崎市の「市報かんざき」、「神埼市議会だより」など様々な文書や広報物の音声版を製作、提供している。

10.日用品販売事業

 県内の視覚障害者の生活に必要な点字用紙などの日用品の購入及び手続きの支援を行う。

11.県内各地域での交流会等事業

 県内各地域、特に活動母体のない地域や実質的に活動ができていない地域に居住する当事者などの意見や思いを聞く場を設け、実態を把握すると共に支援をしていくことにより、会員増加と、活動の活性化を図っていく。

 また、関係機関と協力しながら講演会や研修などを実施することにより、連携強化と支援者と当事者相互の真の理解促進を図っていく。

12.各種会議

 (1) 通常総会 2回、臨時総会 随時

 (2) 通常理事会 2回、臨時理事会 随時

 (3) 監査 年1回