2020年11月 会長所感

 皆様いかがお過ごしでしょうか。
11月になると、秋晴れの日が続き、心地良い季節となりました。
木々も色付き紅葉を楽しむ季節となりました。
朝夕の冷え込みに冬の間近さを感じながらも、色付きが良くなるのであればと寒さも我慢できるような気がします。
自然は美しい装いを見せてくれていることでしょう。
私は何も見えないので、その美しさを周りの人の言葉の端々に上る様子を聞いて、なんとなく想像しています。
日に日に変わる紅葉の状況に一喜一憂するのも、日本のすてきな風情ですね。

 先日、視覚障害者生活・行動訓練等事業の女性部研修で、佐賀市久保田町にある県立森林公園に、佐賀県立盲学校の生物の久賀先生を講師にお招きして女性部の皆さんと散策してまいりました。
これまでにも何度となく森林公園には行っていましたが、広場での催しに参加するとか、周回道路をジョギングするとかで、なんとなく木がたくさんあるところのようだとしか思っておらずゆったり過ごせる場所との認識しかありませんでした。
 久賀先生のお話を聞きながらの散策は、鳥の鳴き声に耳を傾け、鳥の名前を確認したり、少しでも見える方や付き添いの人などは先生が持参された双眼鏡で鳥の様子を眺めたりして、周りの木々の説明を聞きながらさわやかな秋晴れの下、散策しました。
公園のそばには嘉瀬川も流れているので、鴨や鵜なども見ることができました。鴨は、県庁のお堀にいるものの他に、カルガモやもう一つの種類もいました。
嘉瀬川は潮の満ち干があるので、満ちて来る時と引いた時の鳥の飛来状況は違って来るとのことです。
この公園は、さわやかな自然の素晴らしいロケーションの地であることを、今回しっかり認識しました。
私達は佐賀には何もないとよく言いますが、いつも接しているもののすばらしさに気が付かずにいるのですね。
 今年度はコロナ禍の中で、年度当初に計画していた事業は軒並み中止せざるを得なくなっています。
12月20日の日曜日に予定していた福祉機器展も中止にしました。
忘年会も行いません。
委託事業は、歩行訓練、点字講習、女性部研修などは実施しています。
青年部研修が開催に至っていませんでしたが、12月20日の日曜よりICT講習を実施します。
皆様の下には、その開催案内が近々届くと思います。
参加をお待ちしております。

 12月6日の日曜には、2024年に全国障害者スポーツ大会が開催されますが、その競技種目であるグランドソフトボールを、福岡県チームを中心に協力してくださる選手の参加により、西九州グランドソフトボール大会と銘打ち、視覚連主催で開催します。
開催場所は、2024年の大会会場となる白石町の中央運動公園広場です。
交通の便は良いとは言えませんが、足を運んで見られませんか。
 今月も、皆様よろしくお願いいたします。