令和6年度視覚連年会費並びに協力会費納入のお願い他
一社佐視覚連発第28号
令和 6年 10月 10日
会員並びに関係各位
一般社団法人佐賀県視覚障害者団体連合会
会長 草野 洋二
視覚連通信第3号
「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、お彼岸を過ぎて朝夕は特に秋を感じるようになってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。皆様方には、日頃より本会活動にご理解・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、視覚連通信第3号をお届けいたします。今回の内容は
1.令和6年度年会費並びに協力会費納入のお願い
2.8月、9月に行われた主な行事のご報告
3.11月、12月に計画している行事のご案内
4.その他のお知らせ
となっております。どうぞ最後までお読みいただき、行事等への参加もよろしくお願いいたします。
1.令和6年度視覚連年会費並びに協力会費納入のお願い
(1) 年会費について
今年度も年会費4,000円の納入をお願いいたします。納入方法につきましては、同封の郵便振替用紙をご利用いただくか、今後の行事や会議などで事務局にお見えになる際にご持参いただいてもかまいません。ご都合の良い方法で納入していただきますようどうぞよろしくお願いいたします。
また、上記以外の方法をご希望の場合は、事務局にご連絡ください。なお、令和6年4月以降、既に納入済みの方および例年各地区・団体ごとにまとめて納入していただいている方々には振替用紙は同封しておりませんので、例年どおりの納入方法でお願いいたします。
(2) 協力会費について
視覚連は、皆様方からの会費と、広報物などの音声版製作に対する県などからの委託費が、収入の大きな柱となっています。しかし、残念ながら毎年少なからぬ赤字決済が続いているのが現状です。収入増加を模索していくことは大切なことだと思いますし、それに結びつくものがあればチャレンジしたいとも考えています。近年の物価高騰など厳しい経済状況の中で誠に申し訳ございませんが、協力会費として皆様のご協力をお願いできればと考えています。
金額は一口2,000円となってはいますが、それにこだわらず皆様のお気持ちを頂戴できればと思っています。納入方法は、直接事務局までお持ちいただくか、ご希望の方法を事務局にご連絡いただければ幸いです。
以下に郵便振替口座番号および加入者名を記します。どうぞよろしくお願いいたします。
郵便振替口座番号 01700-6-28903
加入者名 一般社団法人佐賀県視覚障害者団体連合会
2.8月、9月に行われた主な行事のご報告
(1) 第1回あはき部研修会
8月4日(日) 10時から15時30分まで、あい さが研修室で行いました。参加者数は、1部(午前)は21名(3名欠席)、2部(午後)は14名(2名欠席)でした。
1部は、「緊急時の応急手当の講習会」で、講師として佐賀市広域消防局救急科の担当者(5名)をお迎えし、10時から13時まで行いました。私達が、突然不慮の事故に見舞われた人に遭遇した際にどのような行動を取ればよいのか。人形をモデルに体験させていただきました。
手順および注意点など以下のことを学ぶことができました。
・転倒されている場所の確認を行うこと。
・本人の意識があるかを確認すること。
・呼吸をしているかの確認をすること。
・近くにいる協力者を大きな声で求めること。
・119番への連絡をすること。
・AEDを設置場所から持ってくること。
・心臓マッサージを救急隊が到着するまで数人で交代して行うこと。
次にAEDの使い方の講習を受けました。
・心臓を挟み込むようにパットを装着すること(1枚は右鎖骨の下、もう1枚は左の脇腹)。
ほかにも皆様より様々なお尋ねがあり、的確な回答を聞くことができ、大変勉強になりました。最後に3年間有効の講習会修了証を発行していただきました。参加者には、テキスト(墨字版・点字版・音声版)を用意しました。
2部は、「施術に関しての疑問・質問など尋ねてみませんか?」と題する意見交換会を14時から15時30分まで行いました。私達が営んでいるあん摩・鍼・灸(あはき)業で施術の際の悩みや、卓越した治療効果を得られた事例を発表してもらい、これからの私達の施術の参考になればと思い計画致しました。今回は初回のため、各自5分以内で、皆様の施術令のうち、印象に残っている治験を述べてもらいました。治療例が多く報告されたものに、肩関節周囲炎・腰筋捻挫がありました。次回は実技を加えた研修会を行いたいと考えています。
時期については、令和7年1月か2月を考えております。
(2) 第2回ICT講習
8月25日(日)、10時から12時まであい さがで実施したICT講習には2名の参加がありました。講習と聞くと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、ざっくばらんな雰囲気で、スマホやパソコンの操作、便利なアプリの紹介など、講師と参加者が和気藹々と話しながら実施されていました。次回は12月22日(日)、10時から開催します。
来ていただいたら必ず何かを得られる講習です。懐かしい仲間との再会もあるかもしれません。ご参加希望の方は、事務局または青年部長の中島までご連絡ください。是非、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
(3) 第70回記念全国視覚障害女性研修大会(中国・四国ブロック、香川大会)
9月4日(水)から5日(木)にかけて香川県県民ホール「レクザムホール」(香川県高松市)で、全国各地より女性協議会会員、関係者約300名が出席し開催され、本県からは女性部2名が参加いたしました。
4日午前の全国代表者会議では来年3月の役員改選に伴い、選挙管理委員3名が承認され、ほか七つの議事すべてを採択しました。午後の研修会第1部では、「私の日常生活の一工夫!」というテーマで各ブロックから6名の発表が行われました。助言者の竹下義樹会長からは、弱視ならではの周囲から「見えるだろう」という誤解や期待、自力で何とかしようという頑張りと苦労、その上でのしんどさ、子育てと仕事を両立しているパワフルで参考になる生き方、全盲夫婦だからこそスマホを使いこなして生活を便利にしている様子、そして困ったことは声をあげ続けて変えていく大切さ、見えなくてもできることを見つけて子供会や自治会で役割を果たしてきたコミュニケーション力の高さについて触れ、これら数々の実体験は貴重な資料であり、この発表形式は続けて欲しいと述べられました。
第2部では、社会福祉法人ラーフ理事長の毛利公一氏を講師としてお迎えし、「夢をかなえる挑壁思考」というテーマで講演が行われた。夢や目標は口に出して言うこと、一人で頑張らず、仲間をできるだけ多く巻き込むことの大切さを語られました。また、目の前の壁を、ピンチの時もチャンスに変えて、社会に貢献できる言葉を発して行きたいと結ばれました。
5日午前には式典が行われました。尚、次年度の研修大会(東海・北信越ブロック、新潟大会)は令和7年9月3日(水)・4日(木)に、新潟市で開催されることになっています。
(4) 第72回佐賀県視覚障害者福祉大会
9月8日(日)に、佐賀市のメートプラザにおいて、山口祥義県知事をはじめ、34名のご来賓の方々をお迎えし、93名の会員・関係者の皆様の参加の下、開催いたしました。その際、実行委員会の皆様をはじめ、「あい さが」「六星館」の職員の皆様、「音訳・点訳友の会」の皆様にお手伝いをいただきました。心より感謝申し上げます。
第1部の式典の中では、SAGA2024全障スポに出場される30名の選手の皆様をご紹介し、みんなでエールを送りました。また、昨年から行っている「視覚障害当事者の体験発表」では、「22年間の子育てを通して」と題して、佐賀市在住の女性部役員、青山早苗さんに発表していただきました。これに関しては、ご来賓の方々を含め「とても素晴らしかった」「もっと沢山の人に聞いて欲しい」など、数多くの感動の声が寄せられました。
第2部の議事では、運動方針案の説明、宣言案・決議案の採択に引き続き、意見交換を行いました。わずかな時間ではありましたが、本年4月1日より施行されている「改正障害者差別解消法」に関すること、日頃利用している交差点での出来事、あはき業における広告に関することなど、貴重なご意見をいただくことができました。
昼食・休憩を挟んで第3部では、5人組女性コーラスグループ「しゅうくりいむ」の演奏をお聴きし、最後には今年初めての企画としてお楽しみ抽選会を行いました。会場のすべての皆さんに参加していただき、じゃんけん勝ち抜き大会を行い、上位3名の方々には豪華賞品をプレゼントするという企画でした。今年の商品は、お米(さがびより)10kg、CDラジオカセットレコーダー、電気ケトルをご用意いたしました。その他数名の方々にはクオカードを、そして参加者全員にはお菓子の詰め合わせをお持ち帰りいただきました。わずかな時間ではありましたが、とても和やかな雰囲気で楽しい時間でした。
大会の中で、久しぶりに再会する皆様の楽しそうな笑顔に接し、改めて本会の大切さを再認識することができました。尚、この大会の模様はYouTube配信しております。以下にURLとQRコードを記しますので、是非ご覧ください。
また、今後の参考にさせていただくため、皆様からのご意見やご感想、ご要望などを電話、メール、お手紙、口答などでお寄せいただければと考えています。以下に項目を記しますが、これに限らずどんなことでも構いませんので、是非ご意見やご感想を事務局または草野までお聞かせください。
① 開催日時・場所について
② 大会の内容について(式典、議事、講演など)
③ 役割分担について
④ その他
何かとお忙しいとは存じますが、10月末日までにお寄せいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
(5) 手芸教室
9月22日(日)、10時から15時まで、佐賀県立盲学校図書室で行いました。講師は、佐賀県立盲学校教諭の井脇加奈子先生にお願いしました。会員
10名と、佐賀商業高校ボランティア部の生徒さん3名をはじめ、お手伝いの方も加わって、ポンポンを使ったハロウィンのリースや、ミシンを使って匂い袋を作りました。完成したいくつもの可愛いリース、フエルトで作ったコサージュ、花柄の三角形の匂い袋は、バックにつけて楽しむことができます。
(6) 点字講習
9月29日(日)、10時から12時まで、あい さがで行い、4名の方々が受講されました。
3.11月、12月に計画している行事のご案内
10月には第37回九盲連あはき研修会(大分大会)、第4回点字講習、第23回全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」が行われます。詳細につきましては、「視覚連通信第2号」または視覚連のホームページをご覧ください。
(1) 第52回九州視覚障害者サウンドテーブルテニス大会(鹿児島大会)
期日:11月9日(土)・10日(日)
場所:ハートピア鹿児島(鹿児島市)
(2) 料理教室
期日:11月17日(日)、10時~15時
場所:ほほえみ館健康料理講習室
講師:元佐賀県立盲学校栄養教師 久間 はるみ 氏
内容:今回は、手作りプリンアラモード、ティラミス、チーズケーキなどを作る計画をしております。前回から、男性の方にも加わって頂いての料理教室です。
(3) 第13回障害者の主張大会
期日:12月7日(土)
場所:アバンセ(佐賀市)
(4) 第28回佐賀県視覚障害者福祉機器展
期日:12月8日(日)
場所:佐賀県立視覚障害者情報・交流センター「あい さが」及び佐賀ライトハウス六星館
※ 出展業者につきましては現在依頼中です。ご希望等がございましたらお早めに事務局までご連絡ください。詳しい内容につきましては11月下旬頃に改めてお知らせ致します。
(5) 道路環境調査
期日:12月15日(日)、13時30分~15時30分
場所:佐賀市(予定)
(6) 第3回ICT講習
期日:12月22日(日)、10時~12時
場所:佐賀県立視覚障害者情報・交流センター 「あい さが」
※ まだまだ人数に余裕があるようです。スマホ、パソコン、プレクストーク、ブレイルメモなど、お使いの方またはこれから使ってみようと思われている方、どしどしお申し込みください。
(7)第5回点字講習
期日:12月22日(日)、10時~12時
場所:佐賀県立視覚障害者情報・交流センター 「あい さが」
4.その他のお知らせ
(1) 佐賀県警察本部からのお知らせ
7月26日の法改正により、横断歩道の横線の間隔がこれまでは45cmであったものが90cmに変更されるとのことです。日視連とも協議の結果、音響色信号機とエスコートゾーンの両方が設置されている所から徐々に変更していくとのことでした。今後少しずつではありますが、横断歩道の横線の間隔が広くなりますので、ロービジョンの方は特にご注意ください。変更される場所等につきましては、随時連絡がありますので、皆様にその都度お知らせいたします。
(2) あい さが「あすなろフェスタ」に向けてのお知らせとお願い
11月10日(日)にあい さがで「あすなろフェスタ」が開催される予定です。昨年度は視覚連会員の手作り作品を販売いたしました。今年度はそれに加えて「ワンコインマッサージ」を行いたいと考えています。これは多くの視覚障害者が生業としているマッサージの効果を一人でも多くの方々に体験していただくために行うものです。当日は肩背部を中心に10分程度で500円で行いたいと思います。
そこで、皆様からの手作り作品並びにマッサージの施術スタッフ(有資格者に限る)になっていただける方を募集したいと思います。ご協力いただける方は10月31日(木)までに事務局にお知らせくださいますようお願いいたします。
(3) 視覚連からのお願い
今年度から「視覚連通信」をお届けしていますが、ご意見・ご要望などありましたら、遠慮なく事務局または草野までお寄せください。
<連絡先>
事務局
〒840-0815 佐賀市天神1-4-16
佐賀県立視覚障害者情報・交流センター内
一般社団法人佐賀県視覚障害者団体連合会
電話:(0952)29-7326
草野 洋二の連絡先
電話:090-5385-2351
メール:yojik@po.bunbun.ne.jp